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​曹洞宗

​天童山 大雄院

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由緒
由緒

天童山大雄院は、道元禅師十世の法孫であり吾宝五哲の一人である南極寿星禅師が、文明2年(1470)に開山した曹洞宗の寺院である。
南極禅師が常陸の国に法流を広めようと、田尻村渡志観音堂に参籠されたところ、一頭の白馬が現われ、この白馬によって導かれたところが、宮田川渓谷の杉室の地であった。
禅師は杉室の山中に庵を結んで坐禅に耽った。

この時、友部村山ノ尾城主小野崎朝通公が、禅師の徳風を慕って、付近の地五十町歩を寄進し寺院を建立した。

禅師は周囲の風景が中国の天童寺に似ているところから山号を天童山、寺号を相模国南足柄にある祖本寺の大雄山最乗寺にちなみ大雄院と名付けた。
大雄院は開祖南極禅師のあと、二世信中永篤、三世断江周恩、二十世連山交易、二十二世徳巌養存、五十四世大仙暁堂、五十六大通霊光等代々秀れた学僧名僧を輩出し、末山門葉三十三ケ寺を擁する南極派の本寺であり、常陸地方における曹洞宗の中心禅林として広く知られました。また水戸藩にも庇護され、二代藩主徳川光圀公もたびたび大雄院を訪れた。

                                       

五十八世住職

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